13Feb

あまり聞き慣れない言葉ではありますが、「共依存」という言葉があります。
これは、相手に対して必要以上に依存してしまうことです。
つまり「共依存恋愛」とは言葉通り相手に対して過剰に依存した恋愛のことを指します。
共依存は他のアルコールや酒、ギャンブルのような依存症などと同じで、止められないことが一番恐ろしいと言えます。
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共依存恋愛の4つの特徴
①相手のことだけが自分の生きがい
自分のことよりも相手のことが全てだと考えるタイプの共依存です。
自分への評価が低く、相手が自分を必要としてくれていることが何よりも幸せだと考えます。
そのため、相手が喜んでくれるために世話をしたり問題を解決したりしてしまうのです。
②周囲から孤立してしまっている
例えば相手から暴言や暴力を受けるなどの酷い仕打ちをされても、別れようとは思いません。
周りからのアドバイスがあっても、自分から別れることが出来ないのです。
そういったことからも周りから孤立してしまうようになります。
③DVをしてしまう
全く暴力的な人でもないのに、共依存恋愛になるとDVをしてしまう傾向にあります。
相手からの過剰な依存によって、拒否感から暴力を振るうようです。
一度DVをしてしまうと、慣れもあってそのうちエスカレートしていき、最終的には取り返しのつかないことにもなり兼ねないのです。
しかも相手は別れることが出来ませんから、ここで負の連鎖が引き起こってしまうのです。
④相手が思い通りにならないと気が済まない
相手が自分の思い通りにならないと、理性を失ってしまいます。
感情をコントロールできないから急に暴力的になったり泣き出したりするのです。
先程のDVに関してもこれが原因だというケースもあるようです。
共依存恋愛の4つの克服法
①共依存であるという自覚を持つこと
まずは自身が共依存であるという自覚を持って、治療に専念することです。
一種の心の病でもあるため、専門医にかかることをオススメします。
ただ、自覚することは困難なので、何かしらのきっかけは必要かもしれません。
もし周りに共依存の人がいれば自覚を持ってもらう方が良いかもしれません。
②恋愛とは別に趣味などの生きがいをみつけること
パートナー以外に生きがいとなるものをみつけましょう。
相手に依存する気持ちをそれにも向けさせるのです。
他の何かに夢中になることで共依存から脱却できる可能性も高いのです。
③周りとの関係を持つこと
自分の基準と世間との基準を比較できるように、周りとの関係を築きましょう。
そうすることで自身が共依存に陥っても自覚できるきっかけになりますし、周りの意見を聞くことで客観的に物事を考えられるからです。
④相手と自分は違うと認識する
共依存ではない側の人からすればごく普通なのですが、相手と自分は違うとしっかり認識しています。
ところが共依存の人は自分と相手のボーダーラインが曖昧になっていることが多いようです。
自身と相手が別だということをきっちりと認識することが出来れば、「相手の幸せ=自分の幸せ」とはならないのです。
まとめ
自身の世話もしてもらえるし、暴力を振るっても別れられない。
もしかしたら男性にとっては好都合だと思う人もいるかもしれません。
しかし、男性にとってもその泥沼からは抜け出せず、精神的にも疲労困憊してしまうのです。
もし、身に覚えがあるという人がいたら専門医に診てもらいましょう。
また、そういう傾向があるという人は自覚を持っておいて、そうなってしまわないようにしましょう。
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